口腔バイオフィルムの除去について

毎日歯を磨いていても虫歯になってしまった経験はありませんか?自分ではきちんとケアしているつもりでも磨き残しができてしまうものです。

虫歯や歯周病の原因となるのが、歯垢(プラーク)と口腔バイオフィルムという膜です。歯垢は食べ物の残りカスが歯の表面につき細菌が、繁殖したもので白くネバネバしています。例えば、つまようじで歯垢をとってみてください。その中には約2~3億個の細菌が、お口全体では1,000億個の細菌がいます。

トイレの便器には8億個の細菌がいるというCMがありましたが、それに比べて、いかに口の中が要注意なのかがわかります。食後8時間で歯垢(プラーク)はできます。歯垢は唾液の成分により固まり、石灰化して歯石に変わります。歯石は表面がザラザラしているため、ますます歯垢が溜まりやすくなります。

バイオフィルムは、台所やお風呂のヌメリのようなもので、細菌同志が固まって保護膜を作り、細菌を守るバリアの役目を果たしています。台所の四隅にできたヌメリは専用洗剤でゴシゴシこすらないと落ちてくれません。

歯ブラシでゴシゴシ磨くと歯ぐきを傷つけてしまいますし、歯周ポケットの奥のバイオフィルムには届きません。完全に除去するのは難しいので歯科医院で、特別な機器を使って落とすしかありません。バイオフィルムは1度破壊しても、3ヶ月程度で再形成されるデータがあります。

ですから、3,4か月に1度の定期健診での虫歯や歯周病チェックと歯垢や歯石、バイオフィルムの清掃がかかせません。

保険が適用されますので、治療には1回2,000円~2,500円(3割負担の場合)。歯周病の進行をみるため歯全体のレントゲンをとる場合は、別途1,200円必要となります。(口腔内の状況により個人差があります。)