歯ぐきの膿について

あるテレビ番組で取り上げられたテーマは、歯科治療。治療に対する疑問を街頭インタビューし、歯科医が答える形式で、ご覧になった患者さまから「歯ぐきから膿がでるのはなぜか?」という質問をいただきました。

歯ぐきに小さな膨らみができた状態

歯ぐきの中に溜った膿で、歯ぐきに小さな膨らみが出来ることがあります。膿が多くなってくると歯ぐきに小さい穴があいて出てきます。酸っぱい味と口臭があります。膿がたまりすぎると歯ぐきが痛くなり、歯ぐきの切開が必要になります。主な原因は虫歯によるものと歯周病によるものの2つです。

虫歯が深くなり、根の先に袋ができている

虫歯が深くなり神経が自然に死んでしまったり、根の治療が不十分だと神経があった空洞に細菌が感染し、根の先に膿の袋を作ります。

治療法としましては、神経が死んでしまった根の中は、血液が流れず自然に治る事はありませんので、根の中を消毒し、再び感染しないように薬で密閉します。細かい管の中をきれいにして消毒していきますので、回数も1回の治療時間も長くなります。当医院では根の治療には30分の予約時間を取っております。

歯周病のない状態

歯周病が進み、歯周ポケットが深くなり 奥の方まで歯石がついています。

歯周病が進み、歯の周りの骨が溶けて歯周ポケットが深くなると、そこに歯石や細菌が溜まります。
歯周ポケットの中では、細菌に骨が溶かされないよう白血球などの抵抗力をだして戦います。その死骸が膿となります。歯ぐきはブヨブヨし、押すとねばっとした膿が出てきます。歯周ポケットの奥の歯石や細菌の固まりである歯垢(プラーク)を丁寧にとり、歯ぐきを引きしめる必要がありますが、歯周病がここまで進むと自宅での歯磨きでは困難です。

歯科医院での歯周病検査で、ご自分のお口の状態を把握し、特別な器具で歯周ポケットの歯石などを除去した上で、ご自分にあったお手入れ方法の指導を受ける事が大切になります。