保険適用になったCADCAM冠

白いかぶせ物にしたいものの、保険適用されないために諦めてしまうのが現状でした。
ところが、そんな白いかぶせ物にもいろんな種類があります。現在では保険が適用されるものもあるのです。

下で詳しく説明しますが、平成24年4月から一部の歯で保険適用になったCADCAM冠が、平成29年12月からは、条件を満たせば、奥歯にもかぶせれるようになりました。
保険適用できる白いかぶせ物は、次の3つです。

①硬質レジンジャケット冠

白いレジン(歯科用プラスチック)だけを使用し、金属を一切使ってないので全面が白いかぶせ物です。ただし、強度が弱いので割れたり磨り減ったりしやすいデメリットがあります。
長く使っていると唾液を吸収して色が変わる可能性もあります。
保険適用になる部位は、真ん中の歯から3番目の、犬歯から犬歯までの、前の歯6本のみです。
噛み合わせに問題がないと歯科医が、判断した時は、前から4番目と5番目にも保険を適用できます。

②硬質レジン前装冠

表面に見えるところだけ硬質レジン(歯科用プラスチック)を使用しているので、正面から見ると白い歯に見えます。裏側と内側には金属が使われていますので、①の硬質レジンジャケット冠より強度はありますが、口を大きく開けた時や角度によっては金属部分が見えることがあります。
①と同様に色が変わる可能性もあります。
保険適用になる部位は、犬歯から犬歯までの6本と、ブリッジの土台になる場合の前から4番目のみです。

③ハイブリッドセラミックレジン冠(CADCAM冠)

従来のレジン(歯科用プラスチック)にセラミックス(陶材)を混ぜた丈夫な素材を使っているので①と②より割れにくいのが特徴です。また、①②にくらべて、透明感と自然感がありますが、やはり欠点として変色や摩耗があります。

保険適用になるのは、前から4番目と5番目のみでしたが、この度下顎のみ6番目もかぶせられるようになりました。
条件が少し厳しくわかりにくいのですが、上下の6番目と7番目(大臼歯)が全部残っていて、噛み合わせなどが機能している。噛み合わせた時、治療した歯に過度な圧力がかからない、となっています。

ですから、噛む力が強い方や歯ぎしりのある方は残念ながら適用になりません。
金属アレルギーと診断された方は、従来通り、上下の6番目と7番目とも保険適用です。

料金の目安ですが、かぶせ物をする時には歯を削る処置や型取りも必要になります。
①② 約5,000円 ③ 約9,000円です。

かぶせ物を白くして、体に優しい素材にできるのは喜ばしいのですが、保険適用には、これらの条件がありますので、歯科医が診察してからの判断になります。遠慮なくご相談ください。