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心のゆとり

筑紫野市 歯医者 歯科医院 の 内田歯科医院です。

今、九州国立博物館で開催されている『王羲之と日本の書』展に行ってきました。

書道には興味があっても、読めない、書けない自分としては、ちょっと難しいかなと思いましたが・・・。行ってみると年配の方が多い。(自分もご多分に漏れず年配者ですが。)
まず、書は、「読む」のではなく、ARTとして「見る」、のだそうです。なあんだ、見ればいいのなら、私にもできるかもと出かけてみました。

「之」という字が20字も出てきますが、全く同じ形の文字は見られない。

現代の私たちがパソコンで打つ文字は、誰が打っても同じ文字ですが、書には文字を書いた人の書いた時の息づかい、力強さ、優しさ、几帳面さや大らかさなど、が感じられるのです。文字と文字をつづけて書くとリズムも生まれ、文字と文字の間、行と行の間の空間も作品の収まりに関係しています。

墨の濃淡、文字の大小、勢い、かすれ、すべてが全体を構成している美しさを表現しているように思いました。まさしく、「書は人なり」です。それと、掛け軸の布地の柄や色合いの配色も素晴らしかったです。

伊達正宗書状 絵葉書より

伊達正宗や織田信長、淀君、西郷隆盛(3月11日までで展示終了)の書もありました。歴史上の人物であるその方たちの自筆の書を見ていると、時空を超えて出会えたような気がしてきました。次第に、美しい紙に書かれた文字の連なりに引き込まれ、自分の好きな書に出会えました。学生も楽しめるように、ところどころ漫画で解説されていたり、触ったりできるコーナーもありました。皆さまも、自分の好みの作品を探しに出かけてはいかがでしょうか?

本阿弥光悦筆と俵屋宗達画「鶴下絵三十六歌仙和歌巻(部分)

最初は、見るだけですが、読めて内容が理解できるようになるともっと面白いのだろうなと思いました。

(写真ー王羲之と日本の書チラシより)