筑紫野市 歯医者 歯科医院 の 内田歯科医院です。
歯周病ってご存知ですか?歯肉炎や、歯槽膿漏もその仲間です。年を取ったら入れ歯になる
ものだと思っている方も多いのではないでしょうか?そうならないためには、予防が第一。
今日は、放っておくと怖い歯周病についてお話します。
歯周病は「歯周病菌」という細菌が原因です。 「歯周病菌」は「歯周病ポケット」(歯と歯茎の間の溝)
を作りながら歯茎の奥へと進み、やがて歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし始めます。支えを失った
歯は徐々にぐらぐらとなっていき、抜歯をしなければならなくなります。
歯を失う原因のNo.1は歯周病 (41.8%)です。次に、むし歯(32.4%)。歯周病の恐ろしい点は、
初期、中期には痛みをあまり感じることがなく、気づいた時には重度の歯周病になっていることも
珍しくないという事です。歯周ポケット、なんて可愛い名前にだまされてはいけません。歯周ポケット
には細菌がいっぱい。歯周ポケットに入り込んだ歯垢(プラーク)や歯垢が石灰化した歯石は、
歯磨きだけで除去することはできません。歯周病は、まず予防。なってしまったら進行抑制しかあり
ません。予防の為には定期検診が必要です。
―― 検診の流れ ――
まず検査 ①初回は、パントモ(パノラマ型レントゲン)で全体的な歯周病の進行具合をみます。
②歯周ポケットの深さを計り、出血の有無を調べます。
上の図は、患者さまに差し上げる歯周病の説明図ですが、黄色4mm以上が要注意、赤色は出血です。
検査の後、何種類かのスケーラーという器具を使用し歯石を除去します。
重度の場合、外科的処置をすることもあります。歯磨きやフロスなどの説明も行います。もちろん、虫歯のチェックもできます。