筑紫野市 歯医者 歯科医院 の 内田歯科医院です。
こんにちは、矯正担当の渡辺美恵子です。新学期が始まり、歯科検診で不正咬合を指摘された方も多いと思います。今日は、矯正治療の進め方について少しお話しましょう。
実際に治療を開始するまでのStepは以下の通りです。
Step1 初診相談
問診票等に症状などを記入し、その後、先生に咬み合せの状態をチェックしてもらいます。
この時、治療内容や費用など気になる事があれば、納得のいくまで相談しましょう。
又、相談に行く時は、矯正専門の歯科医院や、矯正専門医の先生がいらっしゃる医院、矯正治療の実績のある歯科医院を訪ねた方が良いと思います。
相談をしたらすぐに治療を開始するわけではありません。次のStep2に進みます。
Step2 検査
歯型をとり、口の写真やX線(レントゲン)写真を撮影し、歯並びの状態、顎の骨の成長の問題点等を検査します。
歯型では、歯の大きさ、歯の並び方、歯と顎とのバランス等を調べます。X線写真は通常、パノラマと頭部X線規格写真(以下、セファロ)を撮影します。パノラマ(歯全体
が写るX線写真)では、顎骨内にあるすべての歯牙が撮影されますので、虫歯はないか、歯の数は足りているか、骨の中は埋まっているかいないか、又、歯の根や骨に異常がないかを調べます。
例えば、同じ出っ歯でも上の顎が出ている出っ歯と、下の顎が成長が悪い出っ歯では治療方法が違ってきます。検査が終了したら、次のStep3 に進みます。
Step3 診断・治療方針の決定
検査の結果をもとに、今の咬み合せの状態や今後の治療方針をお話します。
ここでの話し合いが、その後の治療の流れを決めますので治療についての疑問点や希望は遠慮せずに聞いてください。
Step3 まで進んだら、いよいよ治療開始です。子どもさんの場合は、永久歯が生え揃う前に顎を広げたり、舌の癖を治したりする装置を使う場合もあります。治療の開始は一人一人それぞれ違います。
まずは、相談をされる事から始めましょう。将来の良い咬み合せを獲得するために!