筑紫野市 歯医者 歯科医院 の 内田歯科医院です。
歯医者のあの「キーン」「キュイーン」とする音が怖くてたまらないので、ずっと歯医者に行ってません。
と先日言われました。
あら?そういえば、受付にいても、最近、昔ほどキーンという音が気になりません。
あの音は、エアタービンという歯を削るもので、空気の流れでドリルを回転させることによって出る音です。
最新のものは、いずれも音や振動も静かになってるそうです。どうりで気にならないはずです。
また、当院では用途に応じて5倍速コントラといって、電気エンジンで回転させるため、風も出ず、音も静かで振動も少ないドリルを使っています。患者さまも、あのキーンという音から解放され、緊張も緩和されてます。
患者さまにリラックスしていただくために流しています音楽も、よく聞こえると思います。
でも、もっと多くの方が苦手とされているのは「麻酔注射の痛み」でしょう。
治療中の多くの痛みは、麻酔を使用することで解決できますが、注射をさす痛みが恐怖です。
まず、表面麻酔という塗り薬を歯茎に塗ることで、刺す時の痛みを最小限に抑えます。
蚊に刺されて、かゆい思いはしますが、針を刺した痛みはありません。
蚊の口の針がとても細いからです。当院で使ってます針は33Gで約0.26ミリ。今一番細い針です。
温度差の大きなものに触れると、違和感や痛みを感じます。ですから、麻酔薬は人肌に温め使用します。急速に麻酔薬を注入すると、細胞が押し広げられて痛みを感じますので、それを軽減するため できるだけゆっくり注入します。
麻酔の注入速度をコンピューター制御によりコントロールする電動麻酔器もありますが、
麻酔する部位や人によっても痛みの感じ方が違うため、患者さまの様子を見ながら針を刺す深さや速度を微妙にコントロールしていきます。そして、麻酔が十分に浸透してから治療に入ります。
それでも、炎症が激しい時、膿が溜まって腫れている時など、麻酔の効きづらい時があります。
やはり早め早めの健診や治療をオススメします。
緊張状態ですと、より痛みを感じます。待合室はもちろん、診察室でもリラックスできる環境作りを心がけております。ゆったりとした気持ちでお過ごしください。
歯医者が怖い理由の一つに「何をされてるかわからない」ということもあります。
当院は、部位によりお顔に水はねが生じるなどの理由がない限り、お顔にタオルはおかけしません。
治療中の患者さまの表情のわずかな変化も見逃さないためです。
痛そうな表情、お口に水が溜まって辛そうな表情、何か伝えたいことがある表情などです。
次に、何をするかわからないのも不安になります。
「風をかけますね。」「水がでますよ。」「唾液吸い取りますね。」「今から削りますね。」など、次に行うことを説明しながら治療にあたります。
私は、目をつぶって!と言われた後、ピーっと音が鳴った時、何だろう?と思いました。
あれは、削った後に埋めた柔らかいプラスチックを光を当てて固める時の音でした。
不安になられた時、「何だろう?」と思われた時は、遠慮なく尋ねてみて下さい。