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内田歯科医院 新聞 2020年9月 テーマ【歯が、ボロボロでもガタガタでも恥ずかしがらずに】

筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院

歯が、ボロボロでもガタガタでも恥ずかしがらずに

「お口は健康の入り口です」「口の中を健康に保つことは 全身の健康を維持することになります。」

このコロナ禍、テレビなどで口腔内を清潔に保つ必要性を繰り返し取り上げられたせいなのでしょうか。
長年、放っておいた歯の治療を思い切って再開される方や、痛くなった時だけの受診から、
定期的な健診で歯石とりや歯槽膿漏の予防や治療を希望される患者さまが増えてきました。

「歯がボロボロで、歯医者に来るのが恥ずかしかった」
「抜いたまま放っておいたら、歯並びがガタガタになって、見せたくなかった。」と、言われる方が多いですが
歯医者は、もともとお口の状態が悪くてみえるところです。
毎日、何十人もの患者さまのお口の中を診ていますので、なんの心配もいりません。

気にせず、勇気を出して、受診されてください。
それより、歯医者が気にするのは「きちんと、最後まで通ってくださるかな?」
「なんとか抜かずにすむかな?」などの心配だけです。

過去の経験から、歯医者が怖くてたまらない方は、最初に遠慮なくお話しください。
治療日数はかかることになりますが、ゆっくり希望に沿うように治療していきます。

現在4名ほど再チャレンジの方がいらっしゃいます。
予約の日になると、朝からスタッフと今日も頑張ってみえるかなあと、ちょっと心配してますので、お顔を見るとホッとします。
虫歯や歯槽膿漏の治療を最後までしっかり終え、それからは定期健診などで、かかりつけ歯科医として永くお付き合いしていきたいです。

コロナ禍で気になることが、1つ。うがいのしすぎによる、抜歯後のドライソケットが少し増えたことです。
抜歯の後、「無事に抜けたあ!」とホッとされている患者さまの耳元で、抜歯後の注意事項を説明します。

①せっかくできた血餅(血液が凝固したもの)がはがれるので、うがいを何度もしないでください。
②抜いた後を、舌や指、歯ブラシなどで触らないでください。
③お酒や運動、長風呂などは、抜歯当日は避けましょう。

これは、ドライソケットにならないためのアドバイスですが、説明後すぐに、ガラガラとうがいされる方もいらっしゃいます。気持ち悪いのでしょうが、唾を吐くだけにしてください。ドライソケットとは、親知らずなどの抜歯をした後の穴が塞がらず、骨が露出してしまう状態です。骨に細菌が感染し、炎症を起こしてますので、ものすごく痛みます。100人に2~4人に見られるとも、下の親知らずに多いとも、言われます。

症状としては、抜歯後、数日して痛みが強くなり、何もしなくてもズキズキ痛むようになります。
抜歯禍(抜歯後の穴)は、血餅と言われる血のかたまりが穴を覆い、その上を次第に皮膚が覆っていくことで、ふさがっていきます。
できたばかりの血餅は、薄くて剥がれやすいので、何度もうがいをすると剥がれてしまいます。舌や指で触るのも同じです。
お酒や運動、長風呂は、体中の血の巡りを良くするので、血が止まりにくくなります。
ドライソケットかもしれないと思った時は、なるべく早く歯科医院で適切な処置を受けましょう。