“歯周病”が認知症を引き起こす!?

筑紫野市 歯医者 歯科医院 の 内田歯科医院です。

先月、テレビで歯周病と認知症の関係について、報道されました。
その直後から、歯周病検査や歯周病の治療を希望される患者さまが増えています。

認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ」などの異常なたんぱく質が、長年少しずつ脳に蓄積し、発症や病状の進行につながるとされてきました。今まで、歯周病は認知症のリスクを約2倍引き上げるとは言われていましたが、その仕組みはわかっていませんでした。
今回、九州大学などの研究チームが、歯周病菌に感染させたマウスと正常なマウスを使った実験から、歯周病菌が、「アミロイドベータ」などの異常なたんぱく質が、脳に蓄積するのを加速させて記憶障害が起こる仕組みを解明したのです。
50代以上の80%がかかっている歯周病は、歯を失う一番の原因でもあります。歯が抜けている本数が多い方ほど、認知症を発症しやすいこともわかっています

また、歯周病菌が厄介なのは、歯がグラグラになるだけでなく、その他、様々な病気との因果関係が確認されていることです。
糖尿病では、歯周病菌の増殖が早まり、ますます歯周病が進行します。すると、歯周病感染による炎症で血糖値が下がるので、結果的に糖尿病も悪化するという悪循環が起こります。

歯周病菌などの細菌が、唾液や食べ物と一緒に飲み込まれ、気管や肺に入って発症するのが、「誤嚥性肺炎」。狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化なども挙げられます。

アルツハイマー病は、まだ治療薬がありません。歯周病は、予防や治療で進行を抑えられます。日頃からの正しい歯磨きと定期的な健診で、歯周病の原因となる歯石やプラーク(細菌の塊)を取り除き、お口の中の細菌を減らすことが大切です。定期健診は、4ヶ月おき、3ヶ月おき、1ヶ月おきと患者さまのお口の状態により違います。