筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院
口腔がんを予防しましょう
舌や口内炎の相談の問い合わせが増えています。口腔ガンは、歯にはできません。歯ぐき、舌、唇などにできます。日本口腔腫瘍学会の報告によりますと日本での口腔ガンの発生頻度は、ガン全体の2~3%と決して多くありません。
年間約7,000人がかかり、約3,000人もの方が亡くなられています。口腔ガンも早期発見さえできれば怖いものではありません。初期でしたら、5年生存率90%以上の報告もあります。
胃ガンなどの他のガンと比べて、直接見ることができますので、早期発見しやすいガンと思えますが、認知されてないため発見が遅れるケースが多くなっています。アメリカをはじめとする先進国では、早期発見、早期治療により死亡率は減少傾向にありますが日本では発生率も死亡率も増加しています。
口腔ガンの要因として、多くあげられるのが 喫煙、飲酒です。舌を噛む、入れ歯が合わなくて歯肉や頬の粘膜にあたる、尖った歯や詰め物が舌にあたるなどの慢性的な刺激、また熱すぎる食べ物や辛すぎる食べ物の刺激も、口腔ガンを引き起こすきっかけとなります。
初期症状では、痛みも少なく、外見も様々で良性のものとの区別はつきません。なかなか治らない口内炎や舌や歯ぐきの盛り上がり、硬いしこりなどの症状がありましたら、すぐにかかりつけの歯科医院で受診しましょう。
当院は開院して27年になりますが、開院当初より九大病院口腔外科の歯科医の診察日が、月一回あります。今まで5名の口腔ガンの診断をしました。口腔ガンは、判断がとても難しい場合が多いので、院長が異常を感じたら必ず、口腔外科診察日の再診を勧めます。
急を要する場合、当院は九州大学病院の連携医療機関ですので、直接、九大病院を紹介します。現在の当院の口腔外科歯科医は、九州大学病院口腔顎顔面外科の准教授で口腔外科専門医、ガン治療認定医(口腔外科)ですので
安心してご相談ください。
私の宮崎在住の叔母もひどい口内炎で手術予定でしたが、先生に診てもらったところ、当時服用していた薬の副作用と診断され手術を回避できました。
福岡県歯科医師会から出されています口腔ガンチェックシートを載せておきます。お役立てください。