紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院
待合室から 『懐かしい思い出は やっぱり 美味しいものでした』
幼稚園生の頃は 大分県豊後高田市に住んでいました。
初めて 1人でお友達の家に遊びに行った時のことです。
帰るなり 興奮して「お店に行って おいしいもの 食べさせてもらった!また食べたい!」
どんなものか いろいろ母が尋ねるけれど さっぱりわかりません。
毎日うるさく言っていたようで 次回はアルマイトの可愛いお弁当箱を持たされました。
それは 『お好み焼き』でした。
60年(ゲッ 年がばれてしまう)以上前のことですので
今のお好み焼きとは違います。
一銭焼きというのでしょうか。
早速 母が焼いてくれました。
まず メリケン粉を水で溶き 生地を作ります。(多分卵は入ってなかったような)
フライパンに油をしき クレープみたいに薄くひろげ そこに 削り節をたっぷり散らします。
その頃は 鰹節の使い残りの 小さくなったものを 『鰹節削り器』で丁寧に削っていました。
タンパク質と言えば 赤い蒲鉾を これまた薄く小さく切って
つぎに こしょうを たっぷり(これが美味しさのポイントです)
野菜は キャベツともやしをてんこ盛り
いまなら ネギが合いそうですが 好き嫌いの多い私ですので キャベツにしてくれたのでしょう。
そこに 上から 生地をタラタラとかけます。
裏が焼けたら 母の腕の見せ所。
上手くひっくり返せると 自慢げで とても嬉しそうでした。
フライパン返しで ギュー ギューと押して 中までしっかり火を通すと
フライパンから飛び出すくらいてんこ盛りだった野菜も ぺったんこに焼けて いいにおい。
思い出すだけで お腹がすいてきます。
さあ!出来上がり いつもの 赤い線の白いお皿にのせて お醬油を かけると じゅーっという音とともに 芳ばしさが広がります。
おいしくて 一口食べたら すぐ「もう一枚焼いて!」とせびってました。
お盆の間 内田歯科医院の新聞のポスティングしながら
母を偲んでいたら 思い出したのが この一銭焼きでした。
皆さまは どんな美味しいものが 思い出ですか?
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