筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院
診察室から 『口腔ケア、見直してみませんか?』
年度末、進学や転勤などで、周りの環境が変わり、気忙しくなる頃。
訪問で伺う方々もなんとなくそわそわ。
春が近づくとお元気になられるかたが多い気がします。
私が数年訪問させていただいている女性、初めて伺ったときには、誤嚥の心配からお食事が入らず、とても痩せていました。
お口の乾燥もあり、舌が痛み、入れ歯を入れると痛みがある状態でした。
体調の変動も激しく座ることもできない日もありました。
しかし、ある時、ムース食と出会い、お食事量が激増!みるみるうちにお元気になられました。
今ではご自宅は杖なしで歩き、外出も少しずつできるようになられています。
今年はぜひ、近くの公園でお花見をしていただきたいなあ、と思っています。 東日本大震災から13年、能登半島地震からもう少しで3か月、、、。
災害のたびに誤嚥性肺炎を発症される方が多くいらっしゃる、という報道を見かけます。
誤嚥性肺炎とは食べ物や唾液などが胃の方に入らず、肺の方へ入ってしまう(=誤嚥する)ことにより、細菌が気管支や肺に入ることで発症する疾患です。
高齢の方や、脳梗塞の後遺症、パーキンソン病などを患っている方などが、飲み込みがわるくなり、誤嚥性肺炎を引き起こしやすいといわれています。
また、お口の中が不潔な状態になっていると、肺炎の原因となる細菌数が増え、さらにリスクが上がってしまいます。
お口の清潔を保つのも口腔ケアの重要な役割ですが、口腔ケアは単にお口を清潔にする効果だけではありません。
口腔ケアの効果
①お口を清潔に保つことでお口のトラブル(歯周病や虫歯)を防ぐ
口腔ケアが不十分で、食べかすや歯垢が残ったままになっていると、歯垢が歯石となり、ブラッシングでは取れなくなります。
歯垢はねばねばしたバイオフィルム(細菌の塊)を形成し、その細菌が歯や歯茎の組織、歯の埋まっている骨を溶かし、虫歯や歯周病の原因となります。
②お口の中の細菌数を減らすことで全身への悪影響を防ぐ
前述したとおり、お口の細菌数が増えると誤嚥性肺炎のリスクの高まりますし、今では歯周病が糖尿病、感染性心内膜炎、敗血症、虚血性心疾患、早産・低体重児出産、肥満など多くの全身疾患と関わっていることが分かっています。
③お口の機能を維持、回復する(リハビリ)
口腔ケアを行うことで、歯面をきれいにするだけでなく、同時に頬や口唇、舌、唾液腺といったお口周りの組織を刺激することで、お口周りの機能の維持、回復に役立ちます。
このように口腔ケアは体にとって良いことが多くあります。
やり方がわからない、今の状態で良いのか心配、、、という方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。
さわやかテラスさんからのお知らせ
協力医院をさせていただいている「さわやかテラス」さん、事業拡大のため、筑紫野市立明寺にグループホームを新設されます。スタッフさんの募集をされていますので、ご興味のある方は、ぜひご連絡してみてください。
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