内田歯科医院 新聞 2021年3月 テーマ【息子が久しぶりに泣いていました】

筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院

息子が久しぶりに泣いていました

歯の痛みをランキングにしたら1位は、「根尖病巣」の痛みです。ドクドクと血管の脈拍に合わせるかのような痛みなんです。

虫歯がどんどん進行して、神経も死んでしまい、そのあとも放置すると歯の根の先まで細菌が進行して、炎症を起こします。これを、根尖性歯周炎と言います。

虫歯の治療途中で、長い間そのままにしていても、仮のふた(詰め物に見えますが)しかしてないので、感染していくこともあります。
根尖性歯周炎の病状は、初期の段階では噛んだ時に少し痛みが出たり、歯が浮いた感じがする程度です。ところが、病状が進行すると、大きな膿の袋ができて圧迫するようになり、噛むと激痛が走り、何をしていても痛くてたまらなくなります。じっとしていられない痛みです。熱いものでも、痛みを感じます。もちろん、痛み止めもなかなか効きません。その後、歯肉や顎が腫れてきます。

今年の元旦、院長歯科医師会の急患センターの担当で、治療にあたりました。痛くてたまらないと、京都から帰省中の30代の患者さまがみえましたが、この根尖性歯周炎でした。あとで、お母様から「息子が泣いているのを、久しぶりで見ました。よほど痛かったのでしょう。」と伺いました。

検査方法としましては、問診で、痛みの出方や病状の進行した様子を聞きます。
次に、打診して、前後の歯との違いを確認します。レントゲン撮影をすると、炎症や膿を確認できます。
治療法としましては、膿が溜まっている場合は、麻酔をして、腫れている部分を切開し、膿を出し、痛みを和らげます。(膿を出すと、それまでの痛みが嘘のように引いてしまうことがありますが、治ったわけではありません。治療が必要です。)

抗生剤や痛み止めを飲み、腫れと痛みが治まってきてから、根の治療を始めます。
感染した象牙質を取り除き、根の中を綺麗にし、再び感染しないように薬を詰めます。
根の状態がひどいと、綺麗になるまでに時間がかかります。
根尖性歯周病に関わらず、虫歯になったら、放置せず早めの受診が大切です。進行すればするほど、治療に時間がかかり、費用も増えてしまいます。

もっといいのは、定期的に健診を受け、ご自分のお口の状態を把握し、歯石とりなどのメンテナンスを受け、汚れをしっかり除去することです。患者さまのお口の状態にあった、歯磨きの方法や、歯ブラシなどの予防歯科グッズも提案致してます。