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内田歯科医院 新聞 2021年2月 テーマ【介護福祉士の勤務経験のある歯科衛生士がいます】

筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院

患者さまから、「介護福祉士のいる訪問歯科なのですか?」と質問されました。
当医院の訪問歯科のスタッフである草野育美さんは、介護福祉士の勤務経験のある歯科衛生士です。

内田歯科医院 訪問診療スタッフ

介護福祉士とは、1987年に制定された国家資格で、利用者の身体上・精神上のケア、現場の介護スタッフに対する教育・指導などを行います。仕事内容としましては、利用者への『身体介助』『生活援助』『レクレーション』、ご家族への『相談・助言』などがあります。
訪問で伺った時は、日々の生活で不安なことなど、遠慮なくご相談ください。

最近、誤嚥性肺炎という言葉をよく見かけるようになりました。皆さんは、どのような病気かご存知ですか?
訪問歯科診療担当の直江先生に聞いてみました。

誤嚥性肺炎とは、唾液や食物、胃液などが気管に入り(誤嚥)、それらに含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで起こる肺炎のことです。これは、特に高齢者の方に発症しやすい傾向にあります。

誤嚥は、程度の差こそありますが、お子さんからご高齢の方まで、皆さん起こりうることです。
一般に誤嚥と言いますと、食事中というイメージを持たれるかもしれませんが、実は就寝中も健康な方も含め、多くの方が誤嚥を経験していると言われています。

たとえ誤嚥しても、身体が誤嚥した細菌に打ち勝つことができれば、 肺炎を引き起こすことはありません。
しかし、免疫力が下がり感染しやすい状態になると、肺に侵入した細菌が繁殖し、肺炎を引き起こします。
さらに、加齢により、飲み込む力やむせることによって、排出する力が衰えてきますと、誤嚥のリスクが上がり、それに伴って誤嚥性肺炎のリスクも高くなってしまいます。

今までむせていたのに、同じ食事でもむせが少なくなってきたという方は注意が必要です。
それは、しっかり飲み込めるようになってきたというよりも、むせる力が衰えて、誤嚥してもむせることができなくなっている(不顕性誤嚥)サインかもしれません。 食事中の誤嚥は、食事環境の見直しで改善できることも多くあります。
(当医院の訪問歯科では、患者さまの食事の様子を診させていただき、様々な指導、治療を行なっております。)

しかし、夜間の唾液の誤嚥は、なかなか予防することが難しいと思います。それでも、お口の清潔を保つことは、お口の中の細菌を減らすことにつながります。夜間は、唾液の分泌も少なく、乾燥しやすく、細菌の増殖しやすい環境です。
そのため、夜寝る前にしっかり口腔ケアを行うこと、虫歯や歯周病など、お口が不潔になりやすい要因は、早めに治療しておくことが大切です。

要介護の方になられますと、どのように口腔ケアを行ったらよいのか、悩まれているご家族も多いかと思います。
どうぞ、お気軽に訪問歯科診療専用窓口(080 7813 3617)まで お気軽にご相談ください。