待合室から 

待合室のカウンターに置いています、低濃度オゾン消臭器。
5月14日、奈良県立医科大学からオゾンにより新型インフルエンザ、新型コロナウィルスが不活化(感染性を失わせる、死滅させる)を確認した、との発表がありました。空気中のウィルスを死滅させることができるオゾン発生器を設置すれば、感染のリスクを軽減できます。

こちらは、人体に影響を与えない微量のオゾンが出る家庭用のオゾン発生器ですから、ウィルスを死滅させることはできませんが、常にオゾンが漂っていることで感染しにくい環境になります。発表後すぐ注文しましたが、あっという間に値段が倍近くになりました。びっくりです。オゾンの持つ酸化力で、ウィルスだけでなく、菌やニオイの元も分解するそうです。

小さくて、とても静かなので若干頼りない気もしていましたが、この記事を書くにあたって、よく調べたら、ファンを使わない独自技術で、従来の役3倍の低濃度オゾンとイオン風を発生させる優れものでした。


今月の待合室です。

徳島の拝宮手漉き和紙作家の中村功さんの作品です。

七夕をイメージして 和紙を90×180センチの板枠に貼ったものをかけます。

楮(こうぞ)の繊維には接着力があるので紙がもつれた表情が面白いです。

その和紙に、海という一字を書いてもらったものは、診察室奥にたてかけています。

玄関には、蚊遣りと肥後名産の渋うちわ

風鈴の短冊も中村さんの作品です。


天の海に 雲の波たち 月の船

     星の林に 漕ぎ隠る見ゆ    柿本人麻呂

(大空の海に雲の波が立って 月の船が きらめく星の林の中に 漕ぎ隠れてゆく。)

7月もNHK文化センターの和菓子文化講座に行って来ました。
今月のテーマは、「七夕のお菓子とアジアのお菓子
七夕の起源は、中国の乞巧奠(きこうでん)。
乞巧  芸能や裁縫の上達を 星(織女星)に願う
奠   神仏にものを供え祭る

日本には、奈良時代に伝わります。755年に行われた記録があります。当時は神事として日中にお相撲が行われ夕方に和歌の披露がありました。平安時代になると、貴族が五色の糸や糸巻き、短冊がわりの梶の葉を飾り、角盥(つのだらい:漆塗りの洗面道具)に水を張り、天の川を写して眺めていました。室町時代は、七夕に芸を競い楽しむようになります。歌 鞠 碁 花 貝覆い 楊弓 香

角盥


庶民にも浸透するのは江戸時代。笹に飾りをつけ、朝露で墨をすって、短冊に願いを書くと叶うと言われていました。その他、借小袖と言って、着るものに困らないように、紙衣をお供えするようになります。


お楽しみの和菓子は、糸巻き 笹の葉 短冊(太宰府 藤丸製)
糸巻きの中は、ワラビ餅でした。