待合室から 

筑紫野市 歯医者 歯科医院 の 内田歯科医院です。

久しぶりのデパート。
ちまきを見つけ、とても嬉しくなりました。


大学生になり、都城から福岡に出てくるまで、「ちまき」と言えば「あくまき」のことと思っていました。
「あくまき」は、もち米を竹の皮で包んで、木灰の灰汁で煮て作る南九州(主に鹿児島県)の和菓子で、端午の節句に作られます。


昔は家庭で作っていて、大きさや硬さがそれぞれ違いました。灰汁の良し悪しで柔らかくなかったり、米粒がぼそぼそしたり、美味しそうなアメ色でなかったりします。友達のみっちゃんのお母さんのが、ドーンと大きくて、溶けるように柔らかくて一番美味しかったです。5月が近づくと、今年ももらえるかなあ?とドキドキしていました。懐かしいです。

そのうちに、囲炉裏やかまどがなくなり、木灰が出なくなったため家庭ではあまり作られなくなり、観光地のお土産用や物産展で買うしかなくなりました。
あくまきは、柔らかくてベトベトするので包丁では切れません。母は、しつけ糸の一方を口にくわえて、 あくまきをグルリと一周巻いて、縛るようにして切っていました。


食べ方は、あくまき自体には味がないので、砂糖と塩少々入れたきな粉をかけて食いただきます。父は、砂糖醤油でした。

「あくまき」と一緒に必ず買うのが、「からいも団子」
母の実家の小林では、「から芋のねったぼ」と言っていました。


年末になると親戚が集まり、餅つきをしていました。 陣頭指揮をとるのは、いつも母の妹。手も口もまあよく動きます。叔父も叔母も従兄弟たちも、みんな指図され、怒られ、少々ふてくされながら最後に作るのが、「から芋のねったぼ」。セイロでサツマイモと、私たちが丸めるのを失敗して硬くなったお餅を一緒に蒸して、それを搗きます。きな粉をたっぷりかけ食べると美味しくて、怒られたことも、まあいいか!と思えるようになります。
懐かしくなりアルバムを開いたら、そこはテレビで見る昭和の風景でした。