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内田歯科医院 新聞 2024年11・12月  訪問歯科診療部より『冬の口腔ケア』

筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院

月、水の訪問診療を担当しています歯科医の内田花奈です。

先月から、入れ歯の診療で、ご家族のサポートを受けながら一人暮らしをされてらっしゃる96歳の方のお宅に伺っています。

診療が終わると、必ず、玄関の外まで出て、見送って下さいます。

私の祖父もそうでしたので、いつも懐かしく思い出します。  

この方もですが、当初は、歯の痛みや、入れ歯の不具合で、訪問診療を要請されますが、その治療が終わると、定期的な口腔ケアを希望される方がほとんどです。

顏馴染みになったスタッフが、定期的に伺うのを心待ちにして下さるのがありがたいですし、私たちのやり甲斐にもなっています。

冬の口腔ケア

これから冬に向けての口腔ケアは、感染病予防に大切な役割があります。冬は、コロナだけでなく、インフルエンザ、ノロウイルスによる感染性胃腸炎など、ウィルスや細菌による感染症が流行します。

冬に感染が増えるのは、空気が乾燥することで、ウィルスの水分も蒸発して空気中に漂いやすくなるとともに、乾燥を好むので、感染力そのものも強まります。

人ののどや鼻の中は、粘液で適度に湿っていて、ウィルスなどの侵入を防ぐ働きをしていますが、冬はのどや鼻の粘膜も乾燥して傷むため、ウィルスなどが体内に侵入しやすくなるのです。

また、口の中の細菌が作る「プロアターゼ」という酵素が粘膜を破壊することで、さらにウィルスが体内に侵入しやすくなります。

そこで、訪問診療ではまずうがいをしていただきます。

それから、歯垢、歯石。

舌の清掃。

入れ歯のお手入れ

 

大切なのが、入れ歯のお手入れ。

入れ歯は、本物の歯でないので、虫歯になることもありませんし、歯周病で歯がぬけることもありませんので、油断しがちですが、入れ歯にも歯垢がたまりますし、歯石ができることもあります。

保険の入れ歯は、レジンというプラスチック素材でできています。吸水性があるため、細菌の塊である歯垢が付着しやすくなっています。

この歯垢は「デンチャープラーク」といって、残っている歯の虫歯や歯周病の原因となります。

また口内炎や誤嚥性肺炎、口腔カンシダにもかかりやすくなります。

歯石が入れ歯についてしまうと、自分で取り除くのは困難ですので、口腔ケアのときに、特別な器具で除去します。

このようなリスクを少なくするためにも、定期的メンテナンスが必要です。

訪問歯科専用窓口は、080-7813-3617

 

 

今月の介護口腔ケア商品

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義歯の清掃には、義歯ブラシを使います。

これは、手にしっくりなじみ、持ちやすい丸みのあるハンドルです。

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訪問歯科のお問合せ、ご予約

訪問歯科担当医  内田 花奈

訪問歯科専用窓口

080-7813-3617

 

併せてお読みください!

内田歯科医院 新聞 2024年7・8月  診察室から 『訪問歯科のメリット』

 

 

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