筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院
日々の歯みがきの道具、どんなものを使っていますか?
先日患者様のご自宅に立派なとびうめが咲いていました。
鮮やかなピンク色の梅でした。
その方は“あの色がよかろう?父が植えてくれたから、あの花を見ると父を思い出すんよ。”
と、とてもうれしそうに教えてくださいました。
実はその方は90歳代、おいくつになられてもそうしてご家族のことを思い出されるなんて、こちらも優しい気持ちを分けていただきました。
“歯みがき”と聞くと、まず初めに“歯ブラシで歯を磨く”というイメージが沸くと思います。
しかし、歯みがき(口腔ケア)を行うときには歯ブラシだけでは不十分な場合が多々あります。
今回は歯みがきに使用する道具について少しだけお伝えできればと思います。
1. タフトブラシ
歯ブラシでは届きにくい部分を磨くのに最適なのはタフトブラシです。
これは毛束が1つの小さな歯ブラシです。
歯並びの悪いところや矯正装置の周り、奥歯の後ろなど細かい部分まで毛先を当てることができます。
※当院はMサイズ
2. デンタルフロス、歯間ブラシ
歯と歯の間を磨くものとしては、デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシがあります。
デンタルフロスは糸を歯と歯の間に入れ上下に動かし、歯間ブラシは歯と歯の間に横から挿入し動かします。
いずれも隣り合う歯の両方に沿わせるように動かすことで、歯と歯の間を効果的に磨くことができます。
ただ、デンタルフロスはブリッジなどつながった歯には使用できませんし、歯間ブラシは歯と歯の隙間に合ったサイズを選ぶことが大切となりますので、選ぶ際にはおひとりおひとりに合ったものを選択する必要があります。
3. 義歯ブラシ
義歯の清掃に関しては義歯専用の義歯ブラシがおすすめです。
一般的な歯ブラシよりもより細かく入れ歯にブラシが当てられるような形となっています。
また、入れ歯を洗う時に歯磨き粉を使用される方もいらっしゃいますが、研磨剤入りの歯磨き粉は入れ歯に細かい傷を作ってしまい、逆効果となる場合がありますので、入れ歯の洗浄はブラシで何もつけずに洗い、そののちに洗浄剤等に入れていただくほうが効果的に清潔を保てます。
要介護の方でうがいが十分に行えない場合は上記に加え、スポンジブラシなどでお口の中を清拭する必要もあります。
この場合は歯ブラシを当てる前に舌、頬(特に歯ぐきとの境目)、上あごを清拭した後にブラッシングを行います。そしてお口のケアが終わった後にももう一度清拭を行います。
お気軽にご相談ください
お口の環境はおひとりおひとり違います。そのため、歯みがきの仕方が分からない、自分の方法で大丈夫なのか心配、といった場合はお気軽にご相談ください。
訪問歯科担当医 直江 美雪
訪問歯科専用窓口 080‐7813‐3617
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