筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院
はみがきの方法、再確認してみましょう
訪問歯科担当の直江です。私の訪問させていただいている“さわやかテラス二日市”さん、いつも入居者の方のお気持ちを一番にスタッフの方々がきめ細やかな対応をされています。
一度朝食を召し上がった入居者さん、少しすると「まだ私のごはんが来とらんよ。」とつぶやきました。
すると、介護士さんはその方に「遅くなってごめんなさあい」と笑顔でもう一度お食事の準備をされていました。
入居者さんはニッコリ。
入居者さんを否定せず、気持ちよく過ごしていただく配慮をされているなあ、と感じます。
冷めたお料理は温めなおして、デザートが食べたければお好みのものを、といつもひと手間を惜しまない姿、素晴らしいと思います。
前回口腔ケアの道具のご説明をしました。そこで今回は、歯ブラシの使用方法をお伝えします。
選び方
一般的には縦に植毛が3列でヘッドが小さめがよいとされています。
硬さは柔らかめ、普通、硬めがありますが、歯周病などで歯ぐきの状態がよくない方は柔らかめ、そうでない場合は普通がお勧めです(ご自分の状態が分からない場合は歯科医院でご相談ください)。
また毛先の広がった歯ブラシではしっかり汚れを落とせないので、月1回を目安に歯ブラシの交換をお勧めします。
磨き方
前歯は縦磨き、奥歯は横磨きが基本です。えんぴつ握り(ペングリップ)で歯ブラシを持つと力が入りすぎず磨きやすくなります。
スクラビング法
歯ブラシの毛先を歯に直角にあて、軽い力で小刻みに動かします。
後述のバス法よりも簡単にできるため、お子さんはこの磨き方がおすすめです。
バス法
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの間に向けて45°の角度にあて、軽い力で小刻みに動かします。
歯と歯ぐきの境目を磨きやすく、歯ぐきのマッサージ効果も得られるため、歯ぐきの炎症がある方には特におすすめです。
※歯に汚れが残りやすい部分
もちろん歯ブラシだけでは完璧に歯の汚れを落とすことはできません。
次回以降他の口腔ケア用品の使用方法もお伝えしたいと思います。
歯みがきは寝る前が一番大切です。
それは、寝ている間、お口が乾燥しやすく細菌が繁殖しやすいためです。
夜間は年齢、性別にかかわらず、皆さん唾液を誤嚥しています。
そのため、特に免疫が弱く、感染しやすい方の場合は特に寝る前の口腔ケアが重要となります。
また、同様の理由で、朝起きた後、朝食前の口腔ケアもおすすめです。
夜増えてしまったお口の細菌をきれいに流すと、よりおいしく朝ごはんを召し上がれるのではないでしょうか。
訪問診療では、お口のトラブルはもちろん、飲み込みの不安などにも対応しています。
通院するのが難しい方で、歯科治療ご希望の方は、お気軽にお電話ください。
(訪問歯科専用窓口 080‐7813‐3617)
お気軽にご相談ください
お口の環境はおひとりおひとり違います。そのため、歯みがきの仕方が分からない、自分の方法で大丈夫なのか心配、といった場合はお気軽にご相談ください。
訪問歯科担当医 直江 美雪
訪問歯科専用窓口 080‐7813‐3617
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