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内田歯科医院 新聞 2023年7・8月  大人のたしなみ 旅に出る

筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院

《大人のたしなみ 旅に出る》

患者さまの出版されたエッセイ集の中に、人生を豊かに彩らせるために必要な大人のたしなみとして、本を読む、人と会う、旅に出るの三つがあげられていました。

旅と言われても、特別行きたいところはないなあ。

と思っていた時に、ほとんどテレビをつけない私が、NHK世界ふれあい街歩き【ビルバオ&サン・セバスチャン~スペイン~】を見ることになりました。

スペイン北部、バスク地方のこの2つの都市。

サン・セバスチャンだけは美食の街として名前は知ってました。

 

この番組はディレクターがカメラを持って街の中を歩き回り、通りすがりの人に話しかけたり、気になったお店に入って行ったり、まるで自分が旅している気持ちになります。

好奇心旺盛な私ですから、同じような行動に出ると思いました。

バスク地方はスペイン内戦で大きな被害を受け、フランコ政権では抑圧を受けました。

その経験から、自分たちの街に愛着があり、カフェでモーニングを楽しむお仲間から「ここが世界の中心」という言葉もでます。

ですから地元のサッカーチームに対する応援は熱烈です。

帽子店の女性店主からは、店の中に招き入れられ、帽子を見せられるのかと思ったら選手たちのサイン入りユニフォームやレプリカの優勝トロフィーなどなど、自慢げに見せられます。

なんともほほえましい。

私が、行ってみたいと思ったのは街角の小さな傘屋さん。

お爺さんの代から100年近く続く3代目のこちらも女性店主。

傘が好きで好きでたまらないのが、伝わってきます。

鉄鋼の街だったので、イギリスから多くの労働者がやってきていた関係からか、傘の持ち手が木やバンブーでイギリス風。

アンティークの傘のコレクターでもあって、銀の持ち手の傘は実際に見て触れてみたくなりました。

頼みもしないのに、奥の修理場へ。修理も楽しくて楽しくてしかたないようです。

私は、いままで傘には愛着がなく、買ってはなくし、買ってはなくしの連続。

修理するまで使ったことはありません。このお店で、一生モノの傘を買います!

次はサン・セバスチャン。フランスの国境からたった20キロの街です。

スペイン王妃が毎年夏に訪れることから、国際的なリゾート地になり、19世紀からすぐれた食文化がありましたが、内戦などでダメージをうけます。

その後1970年代に地元の11人のシェフが始めた新バスク料理運動『ヌエバ・コシーナ』がきっかけとなり美食の街として知られるようになります。

新バスク料理とはその日の市場などで売られている旬な材料を使い、バターを多く使用せず、軽く仕上げるもののようです。

この街で私が行くと決めたのは、創業136年の菓子店。

 

この街で私が行くと決めたのは、創業136年の菓子店

エクレアや、パリパリっとしたパイ生地をチョコでくるんだ『パルメラ』ものすごい数のお菓子が並びます。

ここで心惹かれたのは、その包み方。

お菓子を箱にいれないんです。

薄い包装紙に厚紙を置き、その上にお菓子を並べます。そこで登場するのが、ドーム型のカバー。それでお菓子をつぶれないようにして、包装紙で手早く包みます。

最後に細―い紙ひもで、クルクルっと結んで出来上がり!

1分かかりません。

10秒かも。

神業です。

大人のたしなみとしての私の旅は、スペインビルバオで傘を買い、サン・セバスチャンのお菓子屋さんでおいしそうなお菓子を選び、職人技で包んでもらう。

海外旅行の経験がほとんどない私にしては、上級者と思える計画ができました。

そういえば、私の好きなチェロ奏者のパブロカザルスもスペイン、カタルーニャ地方出身。

ビルバオから遠いのでしょうか。

調べてみなくちゃ。

こうして、私の旅の妄想は、どんどん膨らんでいきます。

参考文献、井内由佳「無限の力につながっているわたし 無限の力につながっているあなた

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※イラスト:外間まいこ