筑紫野市 歯科医院 痛みの少ない 歯医者 内田歯科医院
口腔機能低下症をご存じですか?
以前オーラルフレイルについてお伝えしましたが、口腔機能低下症とは、それがさらに進行して疾患とみなされる状態のことです。こうなりますと、必要な栄養が取れず、全身の健康に影響を与えてしまいます。そこで今回は、日常でできる対策をご紹介します。
1. 口腔衛生不良対策
お口の健康が保てているか不安なときは、歯科健診をお勧めします。普段上手く歯ブラシが当てられていないところがわかりますので、より綺麗に日々のブラッシングができるようになります。また、舌の動きが悪くなっていると、舌苔(舌の汚れ)が付きやすくなります。鏡でチェックしてみてください。
2. 口腔乾燥対策
お口の乾燥がかなり進んでいる場合は、保湿剤の検討が必要です。少し乾燥しているかな?のときは、前回お伝えしました唾液腺マッサージも効果的です。
3. 咬合力低下対策
歯周病や虫歯、入れ歯の問題で咬む力が衰えている場合は治療が必要です。そういった問題がない場合は、グミやガムを噛んだり、噛み応えのある食べ物(スルメやドライフルーツなど)を食べたりするのも良いと思います。
4. 舌口唇機能低下対策
普段からたくさん会話したり、笑ったりするように心がけましょう。あいうべ体操も効果的です。 「あ~」「い~」「う~」「べ~」と発声しながらお口を動かしていきます。
5. 低舌圧対策
舌ならし(舌を上あごに付けてはじく)。舌の力が強くなると良い音が鳴ります。舌の訓練装置もあります。⇒ ペコぱんだ
6. 咀嚼機能低下対策
歯周病や虫歯、入れ歯が原因場合は治療が必要です。食事中によく噛むことを意識するだけで変わってきます。
7. 嚥下機能低下対策
お口周りの運動をしたり、呼吸の力を鍛える方法があります。食事中や唾液で頻回にむせる場合は、食べ物の形に工夫が必要な場合もあります。(おかゆにする、口でまとまりにくい食材にとろみをつけるなど)
お気軽にご相談ください
訪問歯科は、ご自分で通院が難しい、精神的、身体的理由があれば伺えます。
歯石をとりたい、歯が痛い、入れ歯が合わない、虫歯になっている、という事だけでなく、食事がしにくくなった、飲み込むのに時間がかかるようになったなど、食事や飲み込みに関するトラブルをお持ちの方でも受診いただけます。
お気軽にご相談ください。
訪問歯科担当医 直江 美雪
訪問歯科専用窓口 080‐7813‐3617
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